脳震盪
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2019-03-10
Kuma’s conditioning diary
こんにちは
熊野です。
スポーツにおいて相手と接触する事って多々ありますよね。
特にラグビーやサッカーなどでは相手と接触し倒れる事なども沢山あります。
今日はその中でも比較的起こりやすい脳震盪の話をしてゆきます。
脳震盪は頭部への急激な揺さぶりで脳組織へのひずみが生まれます。そのひずみにより脳の機能障害をきたし精神活動が障害された時を脳震盪と呼びます。
脳震盪は一度起こせば起こしてない人よりも6倍起こりやすくなると言われております。
もし現場で、脳震盪を見て意識が戻らない場合は安静対位をとらせて、救急隊が到着するまで、観察し、報告の準備をしておきます。
ここで最も重要な事柄ですが、セカンドインパクトに注意をして下さい。
1回目の受傷から頭痛、物忘れ、耳鳴り、聴力障害、目眩、目の焦点が合わない、手足の震え、吐き気などがある時に再び脳震盪を起こすと脳循環障害が高度に進み脳の腫れが起こり、命に関わる事になります。
脳震盪を甘く見てはいけません。
現場にいる指導者の皆さんはまず頭を打ったのならすぐにプレーをさせず、少し休ませて下さい。
たかが脳震盪だと決めつけ、勝利のためにプレーをさせてしまうと、その選手のプレーだけではなく、命まで奪う事になってしまいます。
子供達、選手を守る事も指導者としての責任ですので。ここはしっかりとおさえておいてください。