なぜ4月?
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2019-03-21
Kuma’s conditioning diary
こんにちは
熊野です。
今日も雨が降っていますので足元には十分にお気をつけて下さい。
今日は祝日という事もあり少し専門的な分野から離れます。
来月から新学期ですね、3月に卒業したみなさんは次のステップに向けてドキドキ、ワクワクしていると思います。
ただ、ここで疑問があります。
なぜ4月から新学期?
1年は12月で終わるので1月から新学期の方がわかりやすいのでは?
時に私は3月生まれですのでいつも年齢を聞かれる時に年齢では何歳差、学年ではいくつ違いみたいなやりとりが必ず起こります。
ややこしい笑
実は世界を見渡すと4月から新学期が始まる国は意外と少数派なのです。
ざっくりまとめてみると
1月…シンガポール
1月末~2月初め…オーストラリア、ニュージーランド
3月…韓国
4月…パナマ
5月…タイ
6月…フィリピン
9月…アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国
10月…ナイジェリア、カンボジア
だそうです!
以外に主流は9月なんですね!
なぜ日本が4月からか、というのには訳があります。
日本も9月を、新学期のスタートに合わせた時期は明治初期にあったのですが、その後の1886年から、暦上の1~12月の1年とは別に、4~3月を区切りにした「年度」を政府が導入します。これは「会計年度」というもので、官公庁が予算を行うためのものになります。
当時の税金の主な収入源は農家の米だったため、秋に収穫した米を、農家が現金に換えて納税してから予算編成をしていくには、1月始まりでは間に合わなかったのです。そのため、先進国の中心であったイギリスの会計年度の区切りに合わせて、日本でも4月から3月を会計年度の期間に定めました。
その影響で小学校の入学時期も4月となり、やがて大正時代には、高校や大学もすべて4月入学になったそうです。
そんな背景があったのですね、なんとなく当たり前になっている事も少し調べてみると色々な背景があるのですね。
それではまた明日