大人と子供
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2019-04-27
Kuma’s conditioning diary
こんにちは
熊野です
今日は専門的な話題を一つ書きます。
大人と子供の骨についてですが、大人と子供は骨に大きな違いがあります。
何が違うかと言いますと、大人の骨は一本が骨だけでできているのに対し、子供の骨は骨端部、いわゆる端っこの部分に成長軟骨が存在します。
この成長軟骨は大人になると閉じて骨となりますが、子供の時はこれが軟部組織の一つとして骨にあります。
レントゲンなどで見ると一目瞭然なのですが、骨の端っこに線が見えます。
この成長軟骨はその名の通り成長に関係しており、骨が伸びる事に役立ちます。
背が伸びるか伸びないかはこの成長軟骨がまだ存在するかしないかでわかります。
レントゲンなどを撮る機会があれば医師に聞いてみるのも良いかもしれません。
実はこの成長軟骨は骨より弱く怪我をしやすいという側面があります。
よく野球できく野球肩、子供時代に起こるリトルリーガーズショルダーというのがあります。
これはこの成長軟骨が離開してしまう事によって起こります。
主な原因は使いすぎ、オーバーユースによって起こる事が多いですが、その他にも手投げになってしまうフォームの悪さなどもあります。
このように子供と大人では身体の違いもあり、怪我の違いもあります。
子供を指導する指導者の皆さんもこのような事を理解して現場の指導にあたり、子供たちを防げる怪我から救ってあげてほしいと思っております。
それではまた明日。