鵞足炎
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2019-05-10
Kuma’s conditioning diary
おはようございます。
熊野です。
今日は鵞足炎というものについて書かせて頂きます。
あまり聞くことも少ないかもしれませんがこの鵞足炎は案外身近な障害です。
まず痛みとしては膝の内側から後ろにかけて痛みが伴います。
さらに走ったりする際に引っかかるようなそして擦れるような痛みが伴うのが特徴になります。
どのようにして痛みが出るかというと、ヒザの内側にあるハムストリングス(太もも後面の筋肉)や、内転筋(太もも内側の筋肉)の腱が骨と擦れ合ったり、腱同士が擦れ合ったりすることによって炎症が起こります。とくに、トゥーアウト(つま先が外向き)、ニーイン(ヒザが内向き)になる動きの際には、内側の緊張が高くなり、炎症が起こりやすくなります。
サッカー選手や、長距離ランナーの方に多く起こりやすとされています。
ほとんどの例が短期間のリハビリなどで治りますがより早期発見をする事で保存療法で十分に治ります。
股関節の左右の動きのチェック、筋肉の硬さを改善するためのストレッチなどをしっかり行い予防します。そして対策として、トレーニング中に痛みが出てきたら走るのをすぐ中止し、アイシングを行ってください。ハムストリングスが疲労して硬くなることも炎症の原因になるので、ストレッチで柔軟にしておきましょう。ニーイン(ヒザが内向き)にならないよう、股関節周囲の筋力強化をすることも、ひとつの方法です。
誰にでも起こる障害、スポーツを行わない方にも起こります。
日頃のケアでしっかりコンディションを整えて痛みが出ないようにしていきましょう。
それではまた明日。