こんな時どうする? 止血法
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2019-06-05
Kuma’s conditioning diary
こんにちは
熊野です。
出来れば起きて欲しくない事ですが、先日の事件でもあったように、いつどこで事故や事件に巻き込まれるかはわかりません。
自分がその時現場に居合わせた際に取る行動ひとつで救える命があるという事を覚えておいて下さい。
今日は出血に対する止血法です。
まず人の血液量ですが、体重の約1/13といわれています。 例えば体重60kgの人であれば60÷13≒4.6 kgとなります。 血液1リットルの重さは約1 kgですので,この例では約4.6リットルとなります。
出血によって1L以上の血液が失われると生命に危険が及びます。
体が小さいこどもなどでは、それ以下でも危険です。
きずからの大出血は直ちに止血をしなければなりません。止血の方法には、直接圧迫止血法 止血帯止血法 止血点圧迫止血法 があります。
目の前で出血している人を見つけた際に早急に止血してあげる事が必要になるのです。
以前、目の前で人が倒れている時の応急処置について書いた事がありますが、出血はそれ以上に最優先項目になります。
まずは直接圧迫止血法ですが出血しているきず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫することで止血を行います。この方法が最も基本的な止血法であり、多くの出血は、この方法で止血できます。
ここで注意ですが止血するときは救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用し、感染予防に努めてください。
次に止血帯止血法です。
出血が激しい場合など、直接圧迫止血法でも効果がない時は、出血している腕または足にに対して帯状のもの(止血帯)を使用して止血する方法です。
この方法は、神経などを痛める危険性がありますので、安全かつ適切に実施できるよう、手当について十分習熟しておくことが必要です。
最後に止血点圧迫止血法です。
きず口より心臓に近い動脈(止血点)を手や指で圧迫して血液の流れを止めて止血する方法です。
止血は、直接圧迫止血法が基本であり、止血点圧迫止血法は、直接圧迫止血法をすぐに行えないときに応急的に行うものです。
3つの止血法をあげましたが、出血の際には基本的には直接圧迫止血法を取ってください。
迅速な行動により救える命がありますので、ブログを読んで頂いている方は是非頭に入れておいてください。
それではまた明日